TOUGHBUILT STACKTECKのスタッキングロック機構用マウントブラケットを製作。
WIZA 引っ張り台車にブラケットを固定してスタッキング可能にする。
STACKTECH ロック機構部のスキャン
Revopoint MetroXでトッププレートの裏面をスキャン。余分な点群データを削除してメッシュを生成~objで書き出し。
現物との寸法誤差はx,z共に1mm以内。

トッププレート
objをMODOで読み込み、背景に置いてトレースしながらモデリングしていく。

台車のスキャン
マウントブラケットは台車に穴を開けて裏面からM6ボルトナットでの固定を検討。補強材位置把握のためのスキャンなのでモデリングは行わない。

マウントブラケットのモデリング
4か所のラッチとロック機構の突起、六角ナットの埋め込み寸法(5mm)確保、穴あけ位置調整と荷重分散のためにフラットな面を若干広く調整。

マウントラケットの固定位置調整
トッププレートと台車のスキャンデータを基準に、引手とハンドルに干渉しないように調整。

台車の穴あけ位置
台車裏面の補強材ににボルトが干渉しない位置で穴あけ箇所を確定。

マウントブラケットプリント用モデル
ブラケットにも同位置でM6ボルト用の貫通穴とナット埋め込み用の窪みを付ける。

プリント用モデルの書き出し
メッシュの不備を修正、多角形ポリゴンは三角形に分割、寸法的に2個づつstlで書き出す。

プリント完了
フィラメントはBambuLab純正のPLAベーシックを使用。

位置決め~穴開け~取り付け
M6ボルト径6mmなので台車には6.5mmで穴あけ。
ボルト長さ 12mm
ワッシャー厚 0.6mm
台車板厚 3.3mm
ブラケット厚さ 9mm (ナット埋め込み分5.8mm)
=裏からボルトを回してブラケット天面 -0.9mmで頭が飛び出ない寸法。荷重の分散と使用するネジ長さからの逆算でブラケットを9mm厚とした。
ブラケット側のナット埋め込み部分は、頭10mmに対して0.1mmオフセットした寸法としてあり、ナットを入れて裏返せば落ちてくるが電動ドライバーでの締め付けでも空回りや破壊することなくしっかりロックする。



